有機農業技術に関する実証・調査について
 
 
  平成18年に有機農業推進法が成立し、この中で、有機農業の推進は、農業の持続的な発展及び環境との調和のとれた農業生産の確保が重要であり、有機農業が農業の自然循環機能を大きく増進し、かつ、農業生産に由来する環境への負荷を低減するものであることにかんがみ、農業者が容易にこれに従事することができるようにすることを旨として、行わなければならないことが明記された。また、その推進方策の一つに技術開発等の促進が掲げられ、その一環として、民間等で開発、実践されている様々な技術を探索するとともに、品質や収量を安定的に確保できる有機農業の技術体系を確立するため、当該技術の実証試験等に取り組むべきことが示されている。
 本事業は、このような有機農業をはじめとする環境保全型農業の推進について新たな施策が展開される中、生産性・品質の向上を図りつつ環境と調和のとれた農業生産を確保する環境保全型農業に関する技術の確立・実証試験を進めてきた当研究所の実績を踏まえ、有機農業に関する技術について、その導入効果、適用条件、作物の品質への影響を評価するため、平成19年度から21年度までの3年間、農林水産省の助成により当研究所が事業代表者となって調査、実証試験を進めることとしたものである。
 次の資料は、有機農業技術に関心のある方々への参考として各年度事業実績の中から情報提供するものである。


○ 平成21年度

 平成21年度は、平成20年度に引き続き財団法人日本土壌協会による現地調査を主体とした有機農業技術の現状と適用条件等に関する調査、当研究所付属実験農場における有機農業に関する実証試験等を実施するとともに、3年間のとりまとめを行った。

はじめに
T 有機農業等指導推進事業技術評価検討委員会
   @委員名簿(PDFファイル)
   A現地検討会 茨城県石岡市(PDFファイル)

   ○技術評価検討委員会有識者からの提言(PDFファイル)
U 調査・実証試験
(1)有機農業技術の現状と適用条件に関する調査結果
   @その1(前文、水稲1 PDFファイル)
   Aその2(水稲2)
   Bその3(野菜・畑作1 PDFファイル)
   Cその4(野菜・畑作2 PDFファイル)
   Dその5(果樹・茶 PDFファイル) 
(2)日本農研実験農場における実証試験結果(PDFファイル)
   @その1(平成21年度試験結果)
   Aその2(平成19-21年度試験結果のまとめ)
   Bその3(試験データ)



 ○ 平成20年度 


 平成20年度は、分担事業者である財団法人日本土壌協会による昨年度のアンケート調査等を踏まえた有機農業技術の取組経過と技術の定着要因に関する調査、当研究所付属実験農場における有機農業に関する実証試験等を実施した。
 
 
 
T 有機農業等指導推進事業技術評価検討委員会
   @委員名簿(PDFファイル)
  A現地検討会 栃木県上三川町及び野木町(PDFファイル)
U 調査・実証試験
(1)有機農業技術の取組経過と技術の定着要因調査結果
  @その1(前文、水稲1 PDFファイル)
  Aその2(水稲2 PDFファイル)
  Bその3(野菜・畑作1 PDFファイル)
  Cその4(野菜・畑作2 果樹・茶 PDFファイル) 
(2)日本農研実験農場実証試験結果の概要(PDFファイル)



 ○ 平成19年度
  
 平成19年度は、技術評価検討委員会を設置したほか、分担事業者である財団法人日本土壌協会による有機農業技術に関する有機農業者へのアンケート調査・現地調査、日本農業研究所付属実験農場における有機農業に関する実証試験等を実施した。
 
 
 
T 有機農業等指導推進事業技術評価検討委員会
   @委員名簿(PDFファイル)
  A現地検討会 埼玉県本庄市及び小川町(PDFファイル)
U 調査・実証試験
(1)有機農産物生産技術の取組経過と課題についてのアンケート調査結果
  @要約(PDFファイル)
  A調査結果報告書(PDFファイル)
  B有機栽培水稲の収量の技術的要因解析(PDFファイル) 
(2)優良農家の有機農業技術現地調査結果
  @群馬県高崎市(PDFファイル)
  A栃木県野木町(PDFファイル)
  B千葉県山武市(PDFファイル)
(3)栃木県芳賀町における水稲現地実証(PDFファイル)
(4)日本農研実験農場実証試験結果の概要(PDFファイル)